こんにちは、海里(かいり)です。
「MRは高給取り」と言われた時代もありましたが、今の実態はどうでしょうか。度重なる早期退職や領域シフトの波に乗り、転職を繰り返す中で気づくことがあります。それは、「同じ会社に30年勤め上げた人がもらう数千万円の退職金」が、私たち転職組には期待できないという冷徹な事実です。
しかし、悲観する必要はありません。むしろ、転職をキャリアアップの手段とする私たちは、**「退職金という不確かな後払い」を待つのではなく、今手元にあるキャッシュを最大化し、自力で資産を築くチャンス**を掴んでいるのです。今回は、転職MRだからこそ実践すべき、攻めの資産形成術についてお話しします。
この記事の重要トピック
- 退職金リセットを跳ね返す「転職による年収アップ」の計算式
- MR最強の武器「手厚い住宅補助」を投資原資に変える
- メガファーマ時代の「高い信用力」を使い切る不動産戦略
- 暗号資産・副業・米国株……可処分所得を加速させるポートフォリオ
1. 退職金への期待を捨て、手元のキャッシュを最大化する
多くの転職MRが陥る罠は、大手時代の「なんとなく老後は大丈夫だろう」という感覚を引きずることです。転職を決めた瞬間から、資産形成のフェーズを切り替える必要があります。
転職は「退職金の先取り」である
例えば、転職で年収が200万円アップしたとします。これを20年続ければ4,000万円。つまり、年収アップ分をしっかり運用に回せば、それだけで大手の退職金を凌駕する資産が作れます。「給料が上がったから生活レベルを上げる」のではなく、上昇分をそのまま投資へ流し込む仕組み作りが勝負を分けます。
住宅補助という「非課税所得」の活用
製薬業界の住宅補助(借り上げ社宅制度)は、他業界から見れば異常なほど手厚いです。実質的に月10万〜15万円の所得増に相当します。この「浮いた住居費」を貯金に回すのではなく、インデックス投資や高配当株に積み立てることで、複利の力を最大化させましょう。
2. 「信用の賞味期限」を意識した不動産ローン戦略
第7弾(ベンチャーのリアル)でも触れましたが、メガファーマ在籍時の「属性(信用力)」は、金融機関から見ればダイヤモンドのような価値があります。
ベンチャーへ行く前にすべき「副収入の種まき」
バイオベンチャーへ転職すると、年収が上がっても「勤続年数」や「会社規模」でローンの条件が悪くなることがあります。だからこそ、大手にいるうちに不動産投資ローンを引き、都心の区分マンションなどの資産を持っておくことは非常に賢い選択です。
会社に依存しない「副業収入(家賃収入)」があることは、不確実なベンチャーの世界で挑戦する際の強力な心理的セーフティネットになります。
3. 攻めのポートフォリオ:暗号資産と副業の掛け算
MRという激務をこなしながら、どう資産を加速させるか。私は以下の3つの柱で考えています。
- コア資産:米国株・全世界株インデックス
日々の仕事に集中するため、メインは自動積み立て。MRの給与水準なら、月20万〜30万円の積立も現実的です。 - サテライト資産:暗号資産(仮想通貨)
ポートフォリオの数%をビットコイン等に割り当てる。バイオベンチャーのRSU(株式報酬)と同様に、数倍〜数十倍を狙える「宝くじ」としての枠です。 - 副業での投資:自分のスキルのマネタイズ
このブログもそうですが、MRとしての知見を文章やコンサルティングに変える。ここで得た副益をさらに投資へ回すことで、資産形成の永久機関を作ります。
まとめ:MRの「稼ぐ力」を「資産」に変換せよ
「会社が一生守ってくれる」という神話が崩壊した今、私たちMRに残された最大の防御策は、特定の会社に依存しない**「個人資産の構築」**です。
転職で得た年収アップ、住宅補助、そして大手時代に築いた信用。これらすべてを「投資」という弾丸に変え、早めに撃ち込んでおくこと。それが、5年後、10年後に「いつでも会社を辞められる自由」を手に入れるための唯一の道です。
キャリアを磨く努力と同じ熱量で、自分のお金にも向き合っていきましょう。未来のあなたを救うのは、今のあなたの積極的な投資判断かもしれません。

コメント